理事長挨拶

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理事長挨拶 名古屋大学大学院医学系研究科 形成外科学講座 亀井 譲

理事長亀井譲

 一般社団法人日本マイクロサージャリー学会は、1974年に整形外科、形成外科を中心に第1回マイクロサージャリー研究会として開催されました。その後1987年の第14回から日本マイクロサージャリー学会と改名され、2017年に第44回の学会が開催され現在に至っております。本学会の定款に、その目的として、「マイクロサージャリー(微小外科)に関する知識・技術の交流、情報の提供などにより外傷および再建外科領域におけるマイクロサージャリーの進歩・発展を図り、もって国民に最新の医療を提供する」とあります。すなわち、微小な血管を吻合したり、神経を縫合したりすることで、切断指、頭頸部再建などの治療を行うことにより社会に貢献することとなっております。現在、遊離組織移植の発展から、皮弁の開発、最近では穿通枝皮弁移植や、super microsurgery、リンパ管静脈吻合など、日々成長し、人生に例えるならまさに円熟期に達したといえるでしょう。一方、国際学会としては、1970年にInternational Microsurgical Societyが設立され、1972年にはInternational Society for Microsurgeryが設立されました。2001年にそれらが統合され現在のWorld Society for Reconstructive Surgery ( WSRM )となり、2009年に第5回WSRMが日本で開催されました。また、2012年に第1回のAsian Pacific Federation of Society for Reconstructive Surgery ( APFSRM ) がシンガポールで開催され、第5回は2020年に日本で開催される予定です。アジアのマイクロサージャリーの発展は日本を中心に発展してきたといっても過言ではありません。ますます、本学会がアジアや世界の中心の一つとして活動することになると思います。

 本学会では将来性を考慮して、若手医師のために1年に1回技術講習会を開いて技術指導を行い、International travelling fellow制度により短期留学の機会をつくり、さらには学会誌における優秀論文賞を作って若手医師が積極的にマイクロサージャリーに取り組むことができるように支援しております。私は、マイクロサージャリーを特殊な技術ではなく、安心で、安全な手術手技の一つであるという認識で医療を提供してきました。学会員がそのような意識のもとに国民にマイクロサージャリーを提供できるようにしたいと思っております。しかしながら、手術時間が長くなることや、手技的に難易度があるため、若い医師からは懸念されがちな部分もあるためか、最近は学会員の数も横ばい状態となっております。私は第13代目理事長として、間もなく半世紀を迎えようとする本学会をさらに盛大にすべく、また会員数を増加させるべく、魅力ある学会にしたいと思いますので、皆様のご指導、ご協力をよろしくお願いいたします。

2018年1月16日

一般社団法人日本マイクロサージャリー学会

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