理事長挨拶

HOME > 学会について > 理事長挨拶

第15代 日本マイクロサージャリー学会 理事長
 東京女子医科大学形成外科 教授・基幹分野長 櫻井裕之

理事長柿木良介

 日本マイクロサージャリー学会は、手術用顕微鏡を用いた微細構造に対する外科手術に関する研究会として1974年設立以来、半世紀の歴史を刻もうとしています。手先の器用さから繊細な仕事を得意とする日本人によるマイクロサージャリーは、精細な器具の開発と相俟って急速に発展した外科分野の一つです。そして偉大な先人達は、世界に魁け切断指再接着術、遊離皮弁移植術の成功を収め、その後も穿通枝皮弁、機能再建などの分野で様々な術式を生み出し世界をリードし続けてきました。その実績は国際的にも高く評価され、遊離皮弁移植術の先駆者である波利井清紀会長の下1988年に第8回 International Society for Reconstructive Microsurgery (ISRM)、世界初母指再接着術の成功を収められた玉井進会長の下1994年に第12回International Microsurgical Society (IMS)が我が国で開催されました。さらに、IMS, ISRMの統合によりWorld Society for Reconstructive Microsurgery (WSRM)が設立された後、第5回WSRM(土井一輝・光嶋勲会長、2009年)、2021年には第5回Asia Pacific Federation of Societies for Reconstructive Microsurgery (柿木良介会長)など、多数の国際学会の開催国を務めてまいりました。このような輝かしい伝統を持つ日本マイクロサージャリー学会の理事長を拝命し、身に余る光栄と感じるとともに重責を痛感いたしております。

 現在本学会は、整形外科医と形成外科医約1,500名が主な構成メンバーですが、本来の領域に留まらず、微細な手術手技を消化器外科、頭頚部外科、乳腺外科、など外科系他領域にも応用することでさらに発展してきました。一方で外科系他領域においては、ロボット支援、内視鏡補助、画像解析、ナビゲーション・システム、薬物併用療法、再生医療、など様々な技術導入が進んでいます。また手術用顕微鏡自体も様々な技術革新により、精細画像のもとで手ブレの少ない手術操作が可能になってきています。即ち、今や手先の器用さのみでマイクロサージャリーにおける優位性を維持することが困難な時代になりつつあります。今後は、他領域で開発の進んだ技術や知見を取り入れ、マイクロサージャリーに応用することが新たなブレイクスルーに繋がるものと確信します。

 技能集団として数多くの実績を残した本学会ですが、その法人化は2014年と比較的新しく、制度面での見直し作業が必要と思われます。大きな節目を迎えるにあたり、次世代のマイクロサージャンにとっても魅力ある学会運営を心がけたいと考えております。皆様のご指導、ご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

一般社団法人日本マイクロサージャリー学会

事務局

日本マイクロサージャリー学会事務局
〒169-0072
東京都新宿区大久保2-4-12
新宿ラムダックスビル
株式会社春恒社 内
TEL:03-5291-6231(代)
e-mail:micro@shunkosha.com
FAX:03-5291-2176(学会事務局)
 ※入会、住所変更、退会等
FAX:03-5291-2177(編集事務局)
 ※論文投稿・査読関係